今日は世間話でも。実は姫、お酒が呑めないんです。ここでもさんざんお酒について書いてるし、日本酒検定とかやってるしアレなんですけれども、実はお酒ダメなんです。そんなお話をさせてください。
Contents
姫はお酒が呑めないという話。
昔は呑んでいた。
若い頃はお酒をたくさん呑んでいました。家でも呑んでいましたし、行き付けの居酒屋さんもありました。
ちゃんぽんなんてお手の物で、いつも居酒屋さんで呑んでいたのは「爆弾スペシャル」という特別メニュー。焼酎とビールを割ったモノに、青リンゴシロップとカルピスを少し垂らしたものです。もう焼酎とビールを割る時点でアウトでしょ。
周囲もお酒が好き。
実家の面々もお酒が大好きです。特に父は大酒飲みです。子供の頃から父が呑むのを見てきて、大人ってみんな父くらいの感じで呑むんだと思っていたらなんだか大きな勘違いでした。
例えば父は、水割りを飲むときにはお酒9割:水1割で呑みます。それを1口もらった姫はお酒が濃くて呑めなくて、「嗚呼、自分は水割りが呑めないんだ」と思いました。その後飲食店で水割りを飲んだ際、するする呑めてしまって「父が呑んでいたのはなんだったんだ」とびっくりしました。
また、日本酒の一升瓶というのは1人1本だと思っていたんですね。父と、父の呑み仲間はそうして宅呑みをしていたんです。だから一升瓶を呑みきれない自分を見て「姫はお酒が呑めないんだ」と思っていました。
また、姫は格闘技をしていました。格闘家仲間は9割以上男性で、やはり酒豪が多かったです。そんな環境にいたので自分がたくさん飲める人間だと気付いたのはだいぶ後でした。
周囲がみーんなお酒をたくさん呑むので、それが当たり前だとばかりに姫も呑んでいました。お酒は美味しいだけじゃなくて楽しいし、たまに二日酔いでぐらぐらしちゃう日があったけどそれもそれで楽しんでいました。
そこから一転、禁酒を言い渡される。
ところがあるとき姫に持病が見つかります。ちゃんと薬を常用していさえすれば問題ない程度の病気なのですが、その薬がネックでした。
薬を分解する臓器は肝臓です。肝臓、そう、お酒を分解するところと一緒です。そこで姫は医師に宣言されます。「あなたの肝臓はお薬を分解することでいっぱいなので、それ以上肝臓に負担を掛けてはいけません。つまり、お酒は禁止です」。
というけで、姫は現在お酒が呑めません。今は誰かが呑んでいるお酒を一口なめさせてもらうだけの生活です。
お酒をやめて、いいこともある。
まず一番いいことが、お酒の味がわかるようになったことです。浴びるようにお酒を呑んでいた頃は、質より量、みたいな感じでなかなか細かい味の機微まではわかりませんでした。それがなめるだけの生活になって1~3滴しかお酒を摂取しなくなったら細かい味がわかるようになったんです。
特に変化を味わえるようになったのが日本酒です。酸味、日本酒度、香り等々、味わってみると世界が深かった!日本酒の味が理解できるようになりました。
他によかったのは「頭の中が曇っている日が少なくなる」こと。お酒ってやっぱりからだに影響がある飲みものです。呑まなくなっていつでもすっきりしていられるような実感があります。
でも、急に呑みたくなったりしないの?
もう禁酒して何年も経ちますが、呑みたくなったりはしません。そばで一緒に食事している人が呑んでもへいきです。
それはたぶん姫の禁酒がゆるいからだと思います。呑みたくなったら一口なめさせてもらう。で、味のうんちくを語り合う。それだけで楽しくて満足します。これがお酒には関わるなっていわれたら辛いかもしれないな。
まとめ。
今でも姫はお酒のことが好きです。呑めなくっても大好きです。だからお酒が好きな人とお酒を出すお店に行くことも大好きなんです。自分が呑めなくっても構いません。届かなくてもお酒は永遠の恋人なんだな。
お酒を愛しているから勉強もしています。日本酒検定、面白いですよ。
